2級造園施工管理技士とは?受験資格・難易度・活かせる職場と1級へのステップ
2級造園施工管理技士は、庭や公園、街路樹などの造園工事で、現場の技術上の管理を担う「主任技術者」になれる国家資格です。造園会社で現場に出ている方や、植木・庭づくりの仕事から施工管理の道に進みたい方にとって、最初に目指しやすい資格といえます。
こんなお悩みはありませんか?
造園会社で現場に出て数年。そろそろ資格を取りたいけど、何から始めればいいの?
植木や庭の手入れの仕事をしてきた。施工管理の資格で仕事の幅は広がる?
2級造園を取っても、求人が少ないなら意味がないのでは…と迷っている
2級造園施工管理技士は、造園の現場経験を「管理する力」として証明できる最初の国家資格です。この記事では、受検資格や試験の傾向に加え、当サイトの求人データの実情も正直にお伝えし、資格が活きる職場と求人の探し方、その先のキャリアまで紹介します。
この記事では、2級造園施工管理技士でできることと、資格が活きる職場、2級を目指す人のよくあるパターンを整理したうえで、2024年度からの受検資格、試験の傾向と勉強の進め方を解説します。後半では、当サイトに掲載している求人での造園の資格の扱われ方を数字でお伝えし、求人の探し方と、1級造園や土木の資格と組み合わせたキャリアの広げ方を紹介します。結論を先に言うと、2級造園は「造園の現場経験を施工管理のキャリアにつなげる入口」で、土木の資格と組み合わせると転職の選択肢がぐっと広がります。
この記事のポイント
- 2級は造園工事の主任技術者になれ、一般建設業の営業所技術者等も担える
- 第一次検定は17歳以上なら受検でき、合格すると2級技士補の称号が得られる
- 第二次検定は第一次合格後の実務経験3年以上など。旧受検資格は2028年度まで使える
- 当サイトで2級造園を「必須」とする求人は0件、記載がある求人も1件だけ
- 造園会社・外構・土木会社で活き、1級造園や2級土木と組み合わせると選択肢が広がる
あわせて読みたい施工管理技士とは?資格の種類・受検資格・取得するメリットを解説【2024年度改正対応】施工管理技士は、建設工事の施工管理に関する国家資格です。7つの種目と1級・2級の違い、2024年度から見直された受検…
1. 2級造園施工管理技士とは?造園の現場で最初にめざしたい国家資格
2級造園施工管理技士とは、2級造園施工管理技術検定の第一次検定と第二次検定に合格した人が名乗れる国家資格で、造園工事の主任技術者になれます。 造園施工管理技士は、施工管理技士の7種目(建築・土木・電気工事・管工事・造園・建設機械・電気通信工事)の1つです。樹木や芝を植える、庭や公園をつくる、道路や建物を緑化するといった工事を、工程・品質・安全・原価の面から管理する力を証明します。
1-1. 取ると主任技術者として現場に置ける
建設業の許可を受けた会社は、請け負った工事の現場に「主任技術者」を置く必要があります。主任技術者は、施工計画をつくり、工程や品質を管理し、現場で働く人を技術的に指導する立場です。2級造園施工管理技士を持っていれば、造園工事の主任技術者になれます。
資格がなくても、一定の実務経験があれば主任技術者になれる場合はあります。ただし、その場合は経験を書類で証明する手間がかかり、会社にとっても配置の判断がしにくくなります。2級を持っていれば、資格だけで要件を満たせるため、会社は安心して現場を任せやすくなります。
1-2. 一般建設業の営業所技術者等にもなれる
建設業の許可を受けるには、営業所ごとに技術者を置く必要があります。2024年の建設業法の改正後は「営業所技術者等」と呼ばれる立場です。2級造園施工管理技士は、造園工事業の一般建設業の許可で、この営業所技術者等になれます。
小さな造園会社や、これから造園工事業の許可を取りたい会社にとって、営業所技術者等になれる人がいるかどうかは事業を続けるうえで大切な条件です。2級の資格者は、現場だけでなく会社の許可を支える面でも頼りにされます。
1-3. 2級ではできないこと:監理技術者は1級から
2級でできないのは、監理技術者になることです。元請として受けた工事で、下請代金の総額が5,000万円以上(2025年2月以降の金額)になる場合は監理技術者が必要になり、造園は指定建設業のため1級の資格者などでなければ担えません。特定建設業の営業所技術者等(特定営業所技術者)も同じです。
大きな公園の整備などを元請として担いたい場合は、2級で経験を積んだあと1級を目指すことになります。1級でできることと、造園が指定建設業であることの意味は、1級の記事で詳しく解説しています。
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2. 2級造園施工管理技士が活きる職場

造園の資格というと「庭師」のイメージを持つ方もいますが、2級造園施工管理技士が活きる職場は意外に幅広くあります。ここでは主な職場を、工事の種類ごとに紹介します。
2-1. 公園・緑地の整備や、改修の工事
自治体などが発注する公園の新設や改修、緑地の整備は、造園の施工管理の代表的な仕事です。植栽だけでなく、園路や広場、遊具やベンチなどの施設をまとめて整備する工事もあり、主任技術者として工程や安全を管理する場面が多くあります。
公園の工事は、利用者がいる中で進めることも少なくありません。工事の範囲を区切って安全を確保したり、利用者への案内を考えたりと、周りへの配慮が求められるのもこの職場の特徴です。
2-2. 庭園・住宅の庭づくりや外構の植栽
個人の住宅の庭づくり、マンションや商業施設の植栽、寺社や旅館の庭園の工事なども、造園の施工管理が活きる職場です。住宅会社やエクステリアの会社から、植栽や庭の工事を受ける造園会社もあります。
外構工事は、植栽や庭づくりが造園工事に当たる一方で、塀やカーポート、舗装などは工事の内容によって別の業種として扱われることがあります。外構の会社で働く方が2級造園を取ると、植栽の部分を自信を持って管理できるようになり、お客さまへの提案の幅も広がるでしょう。
庭園の工事では、景石の据え付けや池・流れといった水まわり、竹垣など、伝統的な技術を必要とする作業もあります。施工管理の立場では、こうした作業を担う職人さんの段取りを整え、仕上がりを施主と確認しながら進めることが求められます。
2-3. 道路・河川の植栽や、土木会社の現場
道路の街路樹や中央分離帯の植栽、河川敷の緑化、造成地ののり面の緑化など、土木工事と一緒に行われる造園工事もあります。こうした工事は、土木の会社が造園工事業の許可も持って受けることがあり、土木の現場の中で造園の資格が役立ちます。
このほか、ビルや商業施設の屋上・壁面の緑化のように、建築工事の一部として造園の会社が植栽を担う工事もあります。建築の現場では、建物側の工程に合わせて植栽の時期を調整する必要があり、主任技術者として元請の施工管理と打ち合わせを重ねる場面が多くなります。
| 職場 | 主な工事 | 2級が役立つ場面 |
|---|---|---|
| 造園工事の会社 | 公園・緑地の整備、植栽、庭園の工事 | 主任技術者として現場を任される、営業所技術者等になる |
| 外構・エクステリアの会社 | 住宅や施設の庭づくり、植栽 | 植栽部分の施工管理、提案の幅を広げる |
| 土木の会社 | 道路・河川・造成にともなう緑化や植栽 | 造園工事の主任技術者として土木の現場に関わる |
| 植木・樹木を扱う会社 | 樹木の植え付け、移植、公共施設の植栽 | 作業の経験を施工管理の立場に広げる |
どの職場でも、2級の資格は「造園の工事を管理できる人」という証明になります。会社によって担う工事の比重が違うため、自分がどの工事に関わりたいかを考えておくと、職場を選びやすくなります。
3. 2級をめざす人のよくあるパターン
2級造園施工管理技士を目指す人の立場はさまざまです。ここでは、よくある3つのパターンと、それぞれにとっての2級の意味を整理します。
3-1. 造園会社で作業から管理へ移りたい人
造園会社で植栽や剪定などの作業を担ってきた方が、現場をまとめる立場に進みたいと考えるケースです。作業の段取りや植物の扱いを体で覚えている方は、施工管理に必要な現場感覚をすでに持っています。
2級を取ると、主任技術者として現場を任される道が開け、職人さんへの指示や工程の組み立て、書類の作成など、管理の仕事に本格的に関われるようになります。作業の経験がある施工管理は、職人さんとの意思疎通がしやすい点でも強みがあります。
ただし、作業と管理では求められる力が違います。自分で手を動かすよりも、全体の工程を見て人と資材の配置を考える、記録を残して発注者に報告する、といった仕事が中心になります。最初は戸惑うこともありますが、作業の経験があるからこそ、無理のない工程や現実的な品質の基準を考えられるのは大きな強みです。
3-2. 植木・庭の仕事から施工管理へ進みたい人
植木の生産や販売、庭の手入れなどの仕事から、工事を管理する仕事へ移りたいという方もいます。樹木の性質や育て方に詳しいことは、植栽工事の品質管理で大きな強みになります。
一方で、工事の契約や工程表、安全管理、法規など、施工管理ならではの知識は新しく学ぶ必要があります。2級の勉強は、こうした知識を体系的に身につけるよい機会になり、資格を取ることで経験の違う業界への転職も説明しやすくなります。
3-3. 外構・土木・建築の施工管理から造園も担いたい人
外構や土木、建築の施工管理をしていて、現場の植栽や緑化の部分も自分で管理したいと考える方もいます。施工管理の基本はすでに身についているため、造園に固有の植物や土壌の知識を補えば、資格の取得を目指しやすいでしょう。
特に土木の施工管理をしている方は、道路や公園の工事で造園の要素に触れる機会が多くあります。土木と造園の両方の資格を持つと、担える工事の幅が広がります。この組み合わせについては、記事の後半で紹介します。
4. 2級造園施工管理技術検定の試験の概要
2級造園施工管理技士になるには、2級造園施工管理技術検定の第一次検定と第二次検定に合格する必要があります。ここでは試験の仕組みと出題の傾向を紹介します。試験日や合格率、受検手数料などの数字は年度によって変わるため、実施機関の公式サイトで最新の情報を確認してください。
4-1. 実施機関と、第一次・第二次検定の流れ
2級造園施工管理技術検定の実施機関は、一般財団法人全国建設研修センターです。第一次検定に合格すると「2級技士補」の称号が得られ、受検資格を満たして第二次検定に合格すると2級造園施工管理技士になれます。
2級の第一次検定は、種目によって年2回実施しているものもあります。造園の第一次検定の実施回数や日程、申し込みの期間は年度ごとに公表されるので、受検を決めたら早めに公式サイトで確かめておきましょう。
4-2. 第一次検定は造園の基礎と施工管理・法規
第一次検定は、造園の施工管理に必要な基礎知識を幅広く問う試験です。植物や土壌、造園の施工方法といった造園の知識に加えて、関連する土木・建築・設備の基礎、施工管理法、関係する法規などから出題されます。
普段は植栽や庭づくりの作業を中心にしている方にとっては、工程表の種類や品質管理の手法、安全管理の決まり、建設業法などは新しく覚える内容になるかもしれません。出題の範囲と形式は、受検の手引きや公式サイトで確認しておきましょう。
4-3. 第二次検定は自分の現場経験を文章にする
第二次検定は記述式で、施工管理を行う力が問われます。中心となる経験記述では、自分が関わった造園工事について、工事の内容や自分の立場、工程・品質・安全などの課題と対応を文章で書きます。
たとえば「植え付けの時期が限られる中で、どう工程を組んだか」「樹木の運搬や植え付けで、どのように品質を守ったか」「公園の利用者や通行人の安全をどう確保したか」など、自分が実際に考え、手を打ったことを具体的に書けるかが大切です。
経験記述では、施工管理として関わった工事を題材にする必要があります。作業員として参加した工事が中心だった方は、どの場面で工程や品質、安全の管理に関わったかを振り返り、上司や先輩と相談しながら題材を選ぶとよいでしょう。
5. 2級造園の受検資格(2024年度から)
施工管理技術検定の受検資格は、2024年度(令和6年度)から見直されました。2級造園も新しい受検資格で受検します。細かな条件は年度ごとの受検の手引きで確認が必要なので、ここでは全体の仕組みを押さえておきましょう。
5-1. 第一次検定は17歳以上なら誰でも受検できる
新しい受検資格では、2級の第一次検定は、受検する年度の末日時点で17歳以上であれば、学歴や実務経験がなくても受検できます。造園会社に入ったばかりの方や、造園の仕事に就く前の方でも挑戦できるのが大きな特徴です。
第一次検定に合格すると「2級技士補」の称号が得られます(2021年度からの制度)。第二次検定までにはまだ実務経験が必要ですが、技士補になっておくと、知識を持っていることを就職や転職で示しやすくなります。
5-2. 第二次検定に必要な実務経験
第二次検定を受けるには、第一次検定の合格後に実務経験を積む必要があります。主なパターンは次のとおりです。
| 第二次検定を受けるための主な条件 | 必要な実務経験 |
|---|---|
| 2級第一次検定の合格後に実務経験を積む | 3年以上 |
| 1級第一次検定の合格後に実務経験を積む | 1年以上 |
1級の第一次検定は19歳以上で受検できるため、先に1級の第一次検定に合格し、その後の実務経験1年以上で2級の第二次検定を受ける、という道もあります。このほかの条件や、どの仕事が実務経験として認められるかは、公式の受検の手引きで確認してください。
造園会社で働いている方は、自分の仕事のうちどの期間が施工管理の実務経験に当たるかを、会社の上司と一緒に整理しておくと安心です。受検の申し込みでは実務経験の証明が必要になるため、担当した工事の名前や工期を日ごろから記録しておくと、手続きがスムーズに進みます。
5-3. 旧受検資格で受けられる経過措置は2028年度まで
2028年度(令和10年度)までは、見直し前の旧受検資格でも第二次検定を受けられる経過措置があります。以前の仕組みでは、学歴と実務経験の年数の組み合わせで受検資格が決まっていました。
すでに造園の現場で長く働いている方は、旧受検資格の条件を満たしている場合もあります。新しい受検資格と旧受検資格のどちらで受けるほうが早いか、受検の手引きで比べてみるとよいでしょう。
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6. 難易度と勉強の進め方
2級造園の難易度は、これまでの経験によって感じ方が大きく変わります。合格率は年度によって変わるため、ここでは数字ではなく、経験別のつまずきやすい点と勉強の進め方を紹介します。種目ごとの難しさの比べ方は、施工管理技士の難易度を比較した記事も参考にしてください。
6-1. 植物や庭の知識は、現場経験がそのまま強みになる
造園の現場で働いてきた方は、樹木の性質や植え付けの方法、剪定、土の扱いなど、造園の知識に関する問題で強みを発揮できます。現場で見てきたことを、試験の用語と結びつけて整理していくと、効率よく得点につなげられます。
経験記述でも、現場での経験の多さは強みです。日ごろから担当した工事の内容、工期、工夫したことをメモに残しておくと、第二次検定の準備がしやすくなります。工事の写真や日報を見返して、印象に残っている場面を書き出しておくのもおすすめです。
6-2. 土木・設備・法規は早めに手をつける
つまずきやすいのは、普段の仕事で触れることの少ない土木・建築・設備の基礎や、施工管理法、法規の分野です。用語そのものになじみがないこともあるため、早めに手をつけて少しずつ慣れておきましょう。
一般に、過去の問題を繰り返し解き、間違えたところを解説で確認する方法がとられています。最初は解けなくても、出題の傾向がわかってくると、どこを重点的に覚えればよいかが見えてきます。仕事の合間に少しずつでも続けることが、合格への近道です。
勉強の計画は、試験日から逆算して立てるのが基本です。植栽の工事が集中する時期と試験の準備期間が重なる場合は、その前に範囲の広い分野を進めておく、移動時間に用語を覚えるなど、自分の働き方に合わせた工夫をしてみてください。
7. 当サイトの求人データで見る2級造園施工管理技士

ここでは、2026年10月時点でヨロズワークスに掲載している施工管理の求人(1,426件)の求人票の記載を集計した結果を紹介します。当サイトに掲載している求人の集計であり、業界全体の数字ではありません。
7-1. 「必須」は0件、記載がある求人は1件
当サイトの掲載求人のうち、応募資格の「必須」に2級造園施工管理技士を挙げた求人は0件でした。求人票のどこかに2級造園施工管理技士の記載がある求人も1件だけです。参考として、同じ2級の土木施工管理技士の数字と並べて示します。
| 集計の区分 | 求人の件数 | 想定年収(下限の中央値〜上限の中央値) |
|---|---|---|
| 当サイトの施工管理求人 全体 | 1,426件 | 400万〜700万円 |
| 職種が土木施工管理の求人 | 291件 | ― |
| 応募資格(必須)に2級土木施工管理技士がある | 45件 | 450万〜720万円 |
| 応募資格(必須)に2級造園施工管理技士がある | 0件 | ― |
| 求人票のどこかに2級造園施工管理技士の記載がある | 1件 | 1件のため目安にならない |
記載があった1件は、建設(ゼネコン)・土木の会社による滋賀県の土木施工管理の求人で、経験者向けの募集、休日は土日の求人でした。想定年収は600万〜850万円と書かれていましたが、1件だけの数字なので、2級造園の年収の目安にはなりません。2級造園を応募の条件にした求人でもない点にも注意が必要です。
7-2. 造園の求人を探すときの考え方
当サイトの掲載求人は、建築・土木・設備の施工管理が中心で、造園工事を専門にする会社の求人は多くありません。そのため、造園の資格を名指しした求人だけを探すと、選択肢がとても少なく見えてしまいます。
記載があった1件が土木施工管理の求人だったように、造園の資格や経験は土木の求人の中で評価されることがあります。当サイトには造園に絞った職種の一覧がないため、施工管理の求人を探すから土木施工管理などの求人を開き、仕事内容に公園・緑地・植栽・緑化・外構といった言葉があるかを確かめていくのが現実的な探し方です。
また、応募資格の「必須」に書かれていなくても、「歓迎」の欄や資格手当の対象に造園の資格が含まれていることがあります。求人票に書かれていない場合でも、造園の経験と資格を評価してくれる会社はあるので、気になる会社には面接で確かめてみましょう。
地域によっては、土木や外構の会社が植栽の工事をあわせて受けていることもあります。住みたい地域で造園の経験を活かしたい場合は、職種の名前にこだわらず、その地域の建設会社がどんな工事を受けているかに目を向けると、候補を見つけやすくなります。
7-3. 求人票と面接で確かめたいこと
造園の資格を活かしたい方は、応募の前後で次のような点を確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。
- 会社が受けている工事の中に、公園・緑地・植栽・緑化などの造園工事があるか
- 造園工事業の許可を持っているか、造園の工事を自社で管理しているか
- 2級造園施工管理技士が資格手当の対象になっているか
- 1級造園や土木の資格の取得を支援する制度があるか
- 主任技術者としてどんな規模の現場を任されるか
資格手当の金額は会社によって異なり、求人票に書かれていないこともあります。気になる場合は、面接や内定後の条件確認の場で質問するとよいでしょう。
面接では、これまで関わった造園工事の種類と、自分が担ってきた役割を具体的に伝えましょう。「街路樹の植え付けで工程の管理を担当した」「住宅の庭づくりで職人さんの手配と品質の確認をした」のように話せると、施工管理としての経験が伝わりやすくなります。求人の選び方全般は、関連記事でも解説しています。
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8. 2級から広げるキャリア:1級造園と土木の資格
2級造園は、それだけで終わりではなく、キャリアを広げる出発点になる資格です。ここでは、2級を取ったあとの主な進み方を紹介します。
8-1. 実務経験を積んで1級造園へ
造園の工事を中心に続けていきたい方にとって、次の目標は1級造園施工管理技士です。1級を取ると監理技術者になれ、元請として大きな公園や緑地の工事をまとめる立場を目指せます。造園は指定建設業のため、1級の資格者は会社の許可や公共工事の入札にも関わる存在です。
1級の第一次検定は19歳以上なら受検できるため、2級の第二次検定と並行して準備を進めることもできます。2級の勉強で身につけた知識は1級の土台になるので、合格したら間を空けずに次の目標を立てるのがおすすめです。
1級の第一次検定に合格すれば、1級技士補として監理技術者補佐を務める道もあります。大きな工事に関わりながら経験を積めるので、将来1級を目指すなら、早めに第一次検定に挑戦しておくのも一つの方法です。
8-2. 2級土木と組み合わせて担える工事を広げる
転職の選択肢を広げたい方には、2級土木施工管理技士との組み合わせが考えられます。当サイトでは、2級土木を「必須」とする求人が45件、記載がある求人が75件あり、造園の資格だけで探すよりも応募できる求人の幅が大きく広がります。
| 資格の組み合わせ | 担える工事のイメージ | 向いている職場の例 |
|---|---|---|
| 2級造園のみ | 庭・公園・植栽などの造園工事の主任技術者 | 造園工事の会社、外構の会社の植栽部門 |
| 2級造園+2級土木 | 造園工事に加えて、道路・造成・河川などの土木工事の主任技術者 | 土木と造園の両方を受ける会社、公共工事の多い建設会社 |
| 2級造園→1級造園 | 元請として大きな造園工事を担う監理技術者 | 公共の公園・緑地工事を受ける造園の会社 |
| 2級造園+2級建築 | 造園工事に加えて、種別に応じた建築関係の工事の主任技術者 | 住宅や施設の外構・植栽まで手がける会社 |
公園の工事には、造成や排水、園路の舗装など土木の要素も多く含まれます。土木と造園の両方がわかる施工管理は、工事全体を見渡せる人材として評価されやすいでしょう。どの資格を組み合わせるとよいかは、施工管理に役立つ資格の一覧も参考にしてください。
8-3. 会社の中での評価と、転職で伝えたいこと
公共工事の入札に使う経営事項審査では、技術職員の評価で2級の資格者は2点と数えられます。1級ほどではありませんが、資格を持つ技術者が増えることは会社の評価につながるため、2級を取った社員を大切にする会社は少なくありません。
転職では、資格の有無だけでなく、どんな工事にどの立場で関わってきたかが見られます。2級を取ったら、主任技術者として担当した工事の内容を整理しておくと、職務経歴書や面接で強みを伝えやすくなります。造園の経験は、土木や外構の施工管理でも活かせることを意識して、応募先の工事に合わせて伝え方を工夫しましょう。
あわせて読みたい施工管理の職務経歴書の書き方|採用担当者に伝わる工事実績のまとめ方施工管理の転職では、職務経歴書で「どんな工事を、どの立場で担当してきたか」を具体的に伝えることが重要です。基…
9. 2級造園施工管理技士についてよくある質問
Q. 未経験でも2級造園施工管理技士の試験を受けられますか?
第一次検定は、受検する年度の末日時点で17歳以上であれば、実務経験がなくても受検できます。合格すると2級技士補の称号が得られます。第二次検定には、第一次検定合格後の実務経験が必要なので、造園の仕事に就いて経験を積みながら目指すことになります。
Q. 2級造園施工管理技士を取ると、どんな工事を任されますか?
造園工事の主任技術者として、公園や緑地の整備、植栽、庭づくりなどの現場を任される可能性があります。会社によっては、一般建設業の営業所技術者等として会社の許可を支える役割も担います。元請で下請代金の総額が5,000万円以上(2025年2月以降)となる工事の監理技術者は、1級の資格者などが必要です。
Q. 造園会社で働いていなくても、2級造園は役に立ちますか?
土木や外構の会社でも、道路の植栽や公園の整備、住宅の庭づくりなど、造園工事に関わる場面はあります。こうした会社では、造園の資格を持つ人が植栽や緑化の部分の管理を任されることがあります。ただし、会社が受ける工事の内容によって活かせる場面は変わるので、応募の前に確認しましょう。
Q. 2級造園と2級土木、どちらを先に取るべきですか?
今の仕事で多く担っている工事に合わせるのが基本です。造園会社で植栽や庭の工事を中心にしているなら2級造園から、土木の現場が多いなら2級土木から考えるとよいでしょう。当サイトの求人では土木の資格を求める求人のほうが多いため、転職の幅を広げたい方は、両方を視野に入れて計画を立てるのもおすすめです。
Q. 2級造園施工管理技士と造園技能士は何が違いますか?
造園技能士は、造園の作業の技能を評価する技能検定の資格で、2級造園施工管理技士は工事の工程・品質・安全などを管理する力を評価する資格です。現場の作業の腕を示すか、工事を管理する力を示すかという点で、目的が異なります。どちらを目指すかは、作業を極めたいか、管理の立場に進みたいかで考えるとよいでしょう。
Q. 2級を取らずに1級造園を目指すことはできますか?
1級の第一次検定は、受検する年度の末日時点で19歳以上であれば、2級を持っていなくても受検できます。第二次検定には第一次検定合格後の実務経験が必要です。経験の浅いうちは2級で主任技術者としての経験を積み、そのうえで1級を目指す進め方が一般的です。
10. まとめ:2級造園は造園の経験を施工管理のキャリアにつなげる入口
2級造園施工管理技士は、造園工事の主任技術者になれる国家資格で、一般建設業の営業所技術者等も担えます。第一次検定は17歳以上なら受検でき、造園会社で働き始めたばかりの方や、植木・外構の仕事から施工管理へ進みたい方にとって、最初に目指しやすい資格です。
一方で、当サイトの掲載求人では、2級造園を必須とする求人は0件、記載がある求人も1件にとどまります。造園の資格を活かしたい方は、土木施工管理の求人の中から公園・緑地・植栽などの工事を扱う会社を探したり、1級造園や2級土木と組み合わせてキャリアを広げたりすることを考えてみてください。1級でできることは「1級造園施工管理技士の記事」で紹介しています。
ヨロズワークスでは、施工管理に特化したキャリアアドバイザーが、造園の経験や資格をどう活かせるかも含めて、あなたに合う求人をご紹介しています。2級を取って働く場所を広げたい方、造園と土木のどちらの道に進むか迷っている方は、無料で転職相談をするからお気軽にご相談ください。施工管理の求人を探すや、造園の仕事が含まれることの多い土木施工管理の求人で、仕事内容に植栽や緑化とある求人を探してみるのもよいでしょう。